【術後8日目】
お昼過ぎに、旦那が来ました。毎回手術の度に、迷惑をかけて申し訳ない。。
昨日、私の誕生日だったので、ケーキを買ってきてくれたのです。
小さなイチゴのショートケーキだが、ちゃんと丸型。しかもローソクも付けて。
ベッドの脇で、ひっそりとローソクの一本に火をつけて、消しました。

痙攣は、まだ続行中。
旦那は前より良くなったんじゃないか。と言いますが、実はあまり変化がない。
複雑な気分になりました。


退院は翌日。消灯後も、23時までパソコンで動画を見て過ごしました。
隣の女性も、寝れないようでカーテンにテレビの明るさがチラチラ映っている。
彼女は、まだ退院が未定。どんな気持ちでテレビを見ているのでしょうか?

【術後9日目】
退院日。10時が退出時間。
今回は、数日実家で静養するため、両親が迎えに来てくれました。
車には数十分しか乗ってないけど、家に着いたら少し体がダルい。
足もゆっくりしか動かないし、まだ体がふらつく。
数日の入院で、こんなに体力がおちるとは。。

実家に預けていた犬に再開。
抱っこしたかったのですが、母親に感染したらダメ、ということで、触れるの禁止。
なんだそれ。。哀しい気分。


昼過ぎだけど自室のベッドで体を休めることに。
だが、目が冴えてなかなか眠れない。。
母が、tbsラジオで安住アナの番組が面白いからと、ラジオを部屋に持ってきてくれました。
確かに、ラジオだと更に毒舌が加速していて面白い!
だがいつの間にか、聞いていたうちにねむっていました。。

この昼寝のせいで、夜はまたぬむれなくなり、朝5時までこの日は眠れませんでした。
ラジオで、中島みゆきが月1回でオールナイトニッポンをやっており、うれしくなって最後まで聞いてしまったのは、言うまでもありません、笑。

もう就寝タイムまで時間が無いので、メモ書き程度に

【術後5日目】
全日から、OKだったけど、この日に髪の毛を洗いました。
べたついた髪から解放。とてもさっぱりしました!
学校の友人たちが4人お見舞いに。 1時間くらい喋って、憂さ晴らし。
なんとなく痙攣がとまった?

ですがその後、夜就寝中に首がカッと熱くなり、アイスノンをもらったけどダメ。むっ
結局ロキソニンを飲んで少し楽になりました。 なんで、夜に体温があがるのだろう・・。
この日はMRIを撮影。


【術後6日目】

朝、CT撮影。
傷口を触るとぼわーっと腫れている。大丈夫なんだろうか?
首のほうからつれているせいか、けいれんが引き起こされてるような気がします。
夕方、担当医から今回の手術の説明を受けた。
MRIの画像を確認する。 術前、術後で血管の傾斜がちょっと変わった程度。
ほんと、数ミリの違いの差。 「ここがぶつかってましてね・・」といわれても「はあ~。。」としか言えない。 そんな違いで、雲泥の差になるとは。
神経って繊細すぎ。

一応の説明を聞いて、母親も納得。 術後一回も説明がなかったので、イライラしてたところ、良いタイミングで説明をしてもらえました。 説明をしたのは、執刀医ではないけれども。。

痙攣はまた夜に出始めた。
同時に首があつくなる。しばらく、これは続くらしい。

【術後7日目】
術後1週間。特に変化はなし。
朝、残りのホッチキスを抜糸。ちょっと楽になったか。。
たまに来る痙攣だけど、ちょっと引き連れる位。 まえほど、きつくはなくなったかな?
夕方、友人たちが来てくれて、あまり気にしないで済んだ。

とにかく「気にしない」&「いつか治る」
母親が良い方向にある神社の水を持ってきてくれました。
効くか効かないか分からないけど、ミネラルウォーター代わりに飲んでます。

明日こそ、治るといいなあ。。
【術後2日目】
2日目は、ようやく少し感覚が普通に戻ってきたかな?と思えるくらいに。
後頭部のズキズキした痛みはまだ残るものの、身体を起こして少々動き回っても疲れません。
食欲はまだ、無し。。
出されたご飯がおかゆだと、臭いがお米の香りがきつく感じられて、普通のご飯に替えてもらいました。
まだこちらのほうが、食べられる・・ガーン

肝心の顔の具合は、まだ痙攣は続行。
しかも昨日よりも強い引きつりがあって、なんだか辛い。本当に治まっていくのか、心配になりますよ。
手術時より尿管が差し込まれていたのを取ってもらうと(がんの時、さんざんお世話になった)動きやすくなり、かなり楽になりました。
500L点滴が1日に何本も入るので、お蔭で何度もトイレに行く羽目になりましたが・・。
夜中におもらししないか、ヒヤヒヤで何度も目が覚めてしまった日でした。

【術後3日目】
今までの点滴に、抗がん剤の時に使用した「プリンぺラン」が入ってたのです。
あ~。これで吐き気が収まってるのか、と思って納得しました。
朝にラストの500Lで点滴終了。最後の管もとれると、本当の自由の身に!
このころから、少し筒食欲が出てきました。お味噌汁の味がちゃんとする。。かお

顔のけいれんは出たり治まったり。。定期的には出る感じ。
看護士さんに「これ治まるんですかね?」と聞くと、「治るペースは人次第。ダイゴロウさんの場合は、長く神経が押されてたから、すぐにパタッとやむことは無いと思うよ~」と悲しい返事が来た。
これだけは、時間が解決なんだな。。
わかっているけど。その夜は、眠剤無しに寝てみようとしたが、頭が冴えてしまってどうにもこうにも眠れない。
周りの人の音やテレビのチカチカも気になってしまう。いつもは、全然気にせず、爆睡タイプの私ですが、今回はさすがに参りました。
明日からは、薬をもらおう。。

【術後4日目】
寝不足のせいか、頭ぼんやり。顔も引きつりが、はげしくなったよう。。
やっぱり睡眠は重要だったんだわ~でも食欲はすっかり回復し、ご飯はちょびっと残すくらい食べれるようになりました。
人間の回復力はスゴイですね。午後に先生が数人やって来て、患部に貼っていたテープを、べりっとはがしにきました。
他のブログではこのプロセスは、もう少し後のようなんですが、ここの病院は早い。。
もう「髪を洗っても良い!」といわれ、やや拍子ぬけ。
わわ、もういいんですか・・。ガーンあせる

退院も週末が目途と伝えられました。その前に手術ビフォーアフターの写真は見せてもらわないとな。
どこがどうなったんだが、分からないと、こちらも心配になりますよ。。
母が患部を覗いて、まだ赤いじゃない!と言って怒って、看護師さんに本当に洗髪がよいのか確認をしに行った。

OKの理由としては、髪の毛は不潔にしていると、余計に細菌が湧くそうで、むしろ流水で洗い流した方が良いとのことでした。
母は「感染でもしたら、どうしてくれるのよね、プンプン!!絶対にアタマ洗ったらダメよドンッ!」と捨て台詞を残し、帰っていきました。。
まあ、後で揉めても嫌なので、今日は洗髪はやめ、身体だけ洗いましたが、気分が少しでもさっぱりして嬉しくなりました。

さて今日は小さな事件が起こりました。
隣の患者が若い方なのですが(漏れ聞いたところによると、39歳バツイチ)、脳の良性腫瘍で長く入院しているのです。
ですが、術後の耳の聞こえと視野が二重に見えるとか、訪問した看護師に度々訴えていました。
この日は、台風直前ということで、お見舞い客もいなくて心細かったのでしょうか?
「この先、治らないかと思うと、不安で心配で。。(子供の名前)を考えると、治療も頑張って続けたいけど、結果がこうだからなんだか納得できない。。」とツライ気持ちを泣きながら訴えていました。。

いつも、元気にお見舞い客に対応しているな、と思っていてもなかなかホンネが言えないもんなんですね。最後には、頑張ります!と言っていたようだから、泣いてスッキリされたのかもしれません。
すごいのは、そういう彼女の気持ちを引き出したベテラン看護師で、、心理士はチカラに及ばないなあ、と思いました。
やっぱり四六時中一緒にいて、体調が回復していく途中で、患者は希望をもったり、弱くもなったりする訳ですから、その波の低くなっているところを如何に吸い上げてあげられるか?なのではないでしょうか。

そんなこんなを聞いて、この日はかなり疲れました。睡眠剤飲んで、グッと寝ることにして、正解!
手術の当日は、8時から着替えて、15分には手術室へ看護師さんと向かいます。母と旦那の顔を見て、言ってくるね!と言い残しエレベーターに乗りました。
同じ時刻の手術なのか、私の他男性が1人一緒に。
手術室のフロアに降りたら、おー!と驚く程の手術を待つ人が。。
朝のラッシュ並みに人が多く、ビックリしました。ま、多いのは、スタッフで、1人の患者につき大体5にんは居るんでしょうかね?
患者は、看護師から手術部チームに手渡され、該当部屋に案内となる訳です。

私の場合は、一番に挨拶したのは、男性の看護師、次に麻酔科医。
この麻酔科医師は美人だけど声が低くて男性のような雰囲気をかもしだしてます。後ろに控えてるのは、その麻酔科医の助手のような気の弱そうな男子。。
あとは、その他大勢挨拶されたけど覚えてません。手術室に徒歩ではいり、自分で台に登ります。顔の上には大きなライト、何度も見た風景だけど、やっぱりこの時は怖い。。
周りのスタッフは笑いながら準備してるしねぇ。麻酔がかけられ、程なく記憶が落ちました。



多分数時間後、遠い所から「目覚ませますか~?」と声が聞こえなんとなく終わったんだと気づきました。
母の声も、微かに聞こえたような。。また、その後、安静の時間でしたが、なんてったって一番ツライ時間でした。。
頭を右に動かせないのと、身体を逆に動かすにも、脚にシュパシュパする圧力の器具が付いていて、ジャマ!また最悪なのは、暑かったり寒かったり、体温が激変すること。
その度に、寝間着がはだけて、下はT字体のみだから、ほぼ丸出し!
かなり大変でした…加えて、時々眩暈から起きる吐き気。
その瞬間、ナースコールをし、タイミングよくトレイを持ってきた看護師さん、ナイスキャッチ!と妙に感心したのを覚えてます。
が、ゲーゲーしても、出てくるのは胃液のみ。。
みなさん、ブログで書いて居るように、手術日の後が一番大変とあったけど。
本当にそうでした!

【術後一日め】
まんじりと一睡も出来ない夜をようやく超えて、朝がた、自分の部屋に戻りました。
自分がいた部屋は、隣の患者がずっとキンコンとコールがなりっぱなしで、始終ケアが行われてたから、ICUだと思っていたら、13階のナースセンターの前の部屋だったんですね。。
夜通し、患者の世話や様子見で、本当に看護師さんはスゴイと思いました。
移動前にも、身体の清浄と着替えもしてくれる。
同性でも恥ずかしいですが、やってくれたあとはサッパリとして、気持ちが良いものです。
K大では、お尻洗浄までやらなかったと思います。本当に頭が下がります。
自分の部屋にもどってからは少し、身体が自由に動かせるようになってるけれど、まだダルさが残ります。そして顔のけいれんもまだ続行。。

母が来て来れたけれども、疲れのため話すことができない位。本も何もかも見る気が起きません。
この日、包帯交換を医師がした時に、頭はできるだけ、高い位置に置き、歩くようにすれば、髄液漏れやキズの治りは早いとのこと。
点滴はまだついてますが、トイレにせっせと通い点滴の棒を頼りに、だいぶ歩けるようになりました。
この日は、眠剤を貰って、就寝。あまりよく寝られた感じがしませんでした。

二日めに続きます。
顔面けいれんの手術は、無事に終えて、今日は二日目です。。
まだ頭の痛みが残ってますが、普通に起きれるようになりました。
ただ、まだ右の顔のけいれんは時々あります。
本当に治っているのか、心配になります今回の手術のこと、忘れないように記録しておきます。

【入院1日目】

午後1時に入院の手続き。K大と違って、空いてます。病棟は13階の脳神経外科。
初めてエレベーターを使って上がります。
16階くらいまであるのかな?
ホールからみた景色には、新宿のホテル群が真横に見え、なかなか良い場所です。
看護師さんに病室を案内され、荷物を置くと、夕方の先生の手術説明までやることがなし。

一緒にきた母と、近くのビルでランチをし(一旦外出)暫らく待つこと、かなりして、担当医のT 先生があわられました。なんだか、せっかちな先生について駆け足で説明部屋に入りました。
そこで、今回の手術のリスク説明を受けると共に、何枚かの書類にサイン。万が一、耳が聞こえなくなる場合、があるとかですが、そうなったら運が悪いと思うしかないのでしょう。
先生は、10年に1000件の術数をこなしてるそう…その腕を信用するしかないです。
心配性な母が、色々質問していると、最後に先生は、少しイラッとして「僕は失敗しないから!」と、言いました。。
「失敗しない」ってどこかで聞いたようなセリフですね、、苦笑。

その後はまだ不安を隠しきれない母と別れ、久しぶりに病院での夜を過ごすことになりました。

【入院2日目】
今日から手術まではやることがなし。ヒマな時間をどう過ごすか、私は学校の課題を持ち込み、パソコンで作業してました。
看護師さんに、お仕事ですか?と聞かれ、修士論文を書いていたので、まあそんなもんです、と答えることに。(看護に近い分野だから、変に説明しても、面倒に)

この日に、執刀医の他に、担当医から術部の説明を改めて受けました。
私の場合ですが、頭下微小血管という場所が、顔面神経に直角に触れている、非常に分かりやすい症状だそう。
このまま放置すると、顔の表情が無くなるというから、このタイミングで良かったのかもしれません。



【入院3日目】
翌日の手術に備えて、安静。というくらい、何もなく外出許可をもらい、新宿駅に買い物へ。呑気なもんです。。
色々悩んだけれど、思い切って顔面けいれんの手術をすることにしました。
顔面けいれんは、ガンと違って、手術しなければ命にかかわる、、という症状ではありません。
だけど、このまま放置していくと、症状は悪化していく一方で、よくなることは無いのです。
最近、寝起きが、このけいれんのせいか、アタマがぼんやりして時々偏頭痛になることがあります。 たぶん、右側に寝ている間も顔が引きつるせいか、知らないうちに神経が動いているのでしょう。。
周囲の人にも自分が顔面けいれんと伝えると、「え?良く見ないと分からないよ」と相手は必ず答えます。
で、その次に「あ~、よく見たら、右目が細くなってるね・・」と付け加えます。
まあ、他人は私の顔を年柄年中見ているわけではないから、その程度のものなのです。
でも、自分はずっとこの顔で居続けないといけないから、やっぱり辛い。。
学校の実習や、授業など色々考えて、ようやくこの時期に手術をすることに決めました。

いよいよ、明後日入院します! 今度はK大でなくT医科大学。
昨年の鼻の手術はS大だし。。私は病院マスターか!w
実はこの手術、頭に500円位の孔をあけて、脳の中の神経をいじるそうな・・ 内容を聞いただけでも怖くなります。 もちろん、またまた全身麻酔で初のICU入り。 術後の副作用や後遺症もないとは言い切れません。
難聴や髄液漏れなども、あるというし。。
ワ~。考えるだけで怖い。。。

ちょっと前までは、大丈夫!と覚悟をしていたんですが、やっぱり直前になると、ビビッて尻込みしたくなりました。うーん。。
でも、ずっとこのまま目がしぼんでいくのもつらいし、問題はできれば早く解消したい。
やるべくして、やらねばいかんのですかね。

また入院準備をしなくては。
今度は入院は2週間ほど。退屈しないように、本とPCを持ちこむ予定。 気合を入れて、頑張ってきます!
今日は、脳神経外科で、定例のボツリヌス菌の注射を打ってきた。

前回の注射から約4ヵ月半。。顔の引きつりが、目立つようになったのは、9月後半ごろ。
6月に注射しては3ヵ月が目途だったから、最近は「限界」だった。
寝ている間も、右目と頬がヒクヒク動いているのが分かるし、気づくと右目を細めている表情になっている。
生活にすごく支障が出ている訳ではないけど、相手に気づかれてる?と思うと、余計気になったりする。
なんとなく、偏頭痛のような感じであり、あたまがぼんやりすることもしばしば。

注射は目の周りを4か所、頬に3か所。微量の菌を注射で打ち込むので、痛みはそれほどない。
でも、その後頬が少しこわばって、違和感は今回はちょっとあるなあ。
神経の動きを菌でブロックするので、だんだん馴染めば、違和感は消えるはず。
効力がある数か月は一安心だ。。保険が毎回1万5千円というのは痛い出費。
いづれは、手術を考えた方がよさそう。この顔面けいれんという病気。
中年女性に多く見られるらしい。顔や目の周りがヒクヒクされている方、気になったら調べてみてください。